光回線のマンションタイプとは?建物で1本を分ける契約|戸建てとの違い

選び方・料金

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光回線のマンションタイプとは、建物まで来た1本の光回線を、各部屋で分けて使う契約のことです。戸建てタイプは電柱からの1本を1世帯で使います。どちらになるかは建物の設備で決まるので、申込画面で自分でタイプを決める必要はありません。あなたが選ぶのは事業者(光コラボ)とプロバイダだけです。

違いの根は「1本を分けるか、1世帯で使うか」の1点です。動画では、自分の建物がどちらかの確かめ方まで扱っています。

【音声つき・約3分・字幕あり】マンションタイプと戸建てタイプの違いと、自分の建物がどちらかの確かめ方

1. マンションタイプとは|建物で1本を分ける契約。選ぶのは事業者だけ

マンションタイプは、建物まで来た1本を各戸で分けて使う契約です。中身は建物が決めるので、あなたが選ぶのは事業者とプロバイダだけです。

建物が2つを決め、あなたは1つを選ぶ 決まる順番: 建物が2つ、あなたが1つ ① メニュー(ミニ・プラン1・プラン2) 建物で見込める契約数で決まる 建物が決める ② 配線方式(光配線・VDSL・LAN) 申し込み後の構内調査で決まる 建物が決める ③ 事業者(光コラボ)とプロバイダ セット割と IPv6 IPoE で選ぶ あなたが選ぶ

①②は建物側の話。申込画面で迷うのは③だけでよい

メニューNTT東日本の条件(建物単位)
ミニ4以上の契約が見込まれる
プラン18以上の契約が見込まれる
プラン216以上の契約を代表者から一括で申し込める
NTT東日本「マンションタイプ サービスメニューと配線方式について」による。配線方式は申し込み後の構内環境調査で決まる

ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボは、この NTT の回線を借りて提供しているので、区分の決まり方は同じです。

2. 戸建てとの違いは?「分けるか、1世帯で使うか」の1点

違いは5つありますが、根は1つ。1本を分けて使うか、1世帯で使うかです。

マンションタイプは1本を分ける、戸建てタイプは1世帯で使う 1本を分けるか、1世帯で使うか マンションタイプ=共有 電柱 建物 集合装置 部屋 部屋 部屋 部屋 1本 戸建てタイプ=1世帯で占有 電柱 家 1本を1世帯で 安さも夜の混雑も「分ける」から来る

安さも、夜の混雑も、1本を分けることから来る

スクリーンショットして、申込画面で迷ったときに見返してください。

項目マンションタイプ戸建てタイプ
回線共用部までの1本を各戸で分ける電柱から1世帯で使う
配線光配線・VDSL・LAN(建物で決まる)光配線
速度の上限(規格上の最大値)配線方式で決まる(VDSL は100Mbps)1Gbps〜(プランによる)
月額(GMOとくとくBB光の例)3,773円4,818円(月1,045円高い)
工事宅内が中心。光コンセントがあれば無派遣 3,300円電柱から引き込む派遣工事が基本
月額は GMOとくとくBB光の公式サイトの数値(税込)。ほかの事業者も戸建てタイプのほうが高いのが一般的。無派遣 3,300円は NTT東日本の集合住宅向け工事費

マンションタイプの工事費は、無派遣 3,300円・派遣で屋内配線なし 11,660円・屋内配線の新設 22,000円の3区分です(NTT東日本・HP申込の税込定価)。自分の部屋がどの区分になるかの当て方は、マンションの光回線の引き込み工事費用で確かめられます。

3. 安いのも遅くなるのも、理由は同じ

マンションタイプが安いのも、遅くなることがあるのも、1本を分けて使うからです。

昼は普通に使えるのに、夜になると動画が止まる。マンションタイプでよく聞くこの症状は、多くの部屋が同時に使って共用の区間が混むのが理由です。さらに VDSL 方式の建物では、共用部から部屋までが電話線なので上限が100Mbps です。デメリットは「共有」と「配線方式の上限」の2つで、同じ建物の中で事業者を変えても配線方式は変わりません。ただし夜だけ遅い場合は、IPv6 IPoE に対応した事業者に替えると改善することがあります。どの原因に当たるかは、光回線がマンションで遅い原因の3つから切り分けられます。

4. 自分の建物はどっち?エリア検索の表示で分かる

NTT のエリア検索に住所と建物名を入れると、表示される文言で分かります。

エリア検索の表示建物の設備あなたの区分
「フレッツ 光ネクスト マンションタイプ」(プラン2B・プラン1・ミニなど)VDSL か LAN 配線マンションタイプ(上限は方式しだい)
「フレッツ 光クロス」または「マンション・ギガラインタイプ」光配線(VDSL・LAN と併設の場合も)マンションタイプ(光配線)
「ご指定の住所は詳しい状況確認が必要です」配線装置なし戸建てタイプになることが多い。事業者に確認
NTT東日本「エリア検索での配線方式の見分け方について」による。西日本は NTT西日本のエリア検索で

確認の手順全体は、光回線をマンションで確認する方法にまとめています。

5. 「マンションなのに戸建てタイプ」になる2つのケース

集合住宅でも戸建てタイプになるのは、建物に設備がないか、自分で選ぶかの2つだけです。

「マンションなのに戸建て」は2つのケースしかない 分かれ目は「建物に集合装置があるか」 集合住宅 ない ある ケース1 戸建てタイプでしか 契約できない 小規模アパートなど 基本はマンションタイプ ケース2 VDSL の建物で、自室だけ 戸建てタイプを引く 友人の「なのに戸建て」は、多くがケース1 ケース2は自分で選ぶ道。管理会社の許可と工事が要る

友人の話はたいていケース1。あなたの建物がマンションタイプの設備を持っていれば関係ない

ケース1は、契約の見込みが少なく集合装置のない小規模な建物で起きやすく、月額は戸建て料金になります。ケース2の条件と許可の取り方は、光回線をマンションで戸建てタイプにする条件で扱います。

光回線 マンションでも戸建てタイプは引ける|遅いVDSLを抜け出そう
VDSLのマンションでも、自室に戸建てタイプの光回線は引けます。確かめるのはエリア・階数・承認・配線ルートの4つ。何階建てまで引けるか、理事会に出す材料、月額の差、引けないときの代わりを紹介します。

6. 区分が分かったら選ぶもの|事業者とプロバイダ

区分は建物で決まったので、残る選択は2つです。

  • 事業者(光コラボ): 同じ建物なら回線は同じ。差が出るのはスマホのセット割と月額です。セット割を含めた料金の比べ方は、光回線がマンションで安くなる組み合わせの解説で紹介しています
  • プロバイダ: 光コラボは事業者とプロバイダが一体のことが多いです。見るのは IPv6 IPoE に対応しているかと、Wi-Fi ルーターを借りられるかの2点

7. マンションタイプ Q&A

マンションタイプと戸建てタイプの違いは?

1本を分けて使うか、1世帯で使うかです。月額・速度の上限・工事の違いは2章の表のとおりです。

申込画面ではどちらを選べばいい?

集合住宅に住んでいるなら、基本はマンションタイプです。エリア検索で「詳しい状況確認が必要」と出た建物だけ、事業者に確認してください。

「マンションなのに戸建て」とは?

建物にマンションタイプの設備がない場合か、速さのために自分で戸建てタイプを引く場合です。

マンションタイプのデメリットは?

共有による夜の混雑と、配線方式の上限(VDSL は100Mbps)の2つです。

マンションタイプの速度は?

光配線なら1Gbps のプランが使えます。VDSL なら上限は100Mbps。どちらも規格上の最大値で、実際の速さは夜の混雑や Wi-Fi でこれより下がります。

高い階だと遅くなる?

マンションタイプは建物の中の配線で届くので、階数そのものは速度にほぼ関係しません。4階以上で気になる人は、マンションの高層階の光回線で階数が効く場合を確かめてください。

マンションタイプの工事は?

光コンセントがあれば無派遣、なければ既設配線の再利用か新設です。当日の流れと立ち会いは、マンションの光回線工事の解説で扱います。

参考文献

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